iZotope Music Production Suite 2を
購入してからようやっとプラグインを
試せる機会が出来ましたので、
まずはNectar 3からスタート!
まずは録音から…
有名曲でも歌ってみるか…
という事で題材は米津玄師のLemon。
カラオケ音源はこちらから借りて
1コーラスだけ切って歌いました。
で、何テイクかして妥協した結果、
録音した物とカラオケを重ねたのがこちら。
エフェクト何にも使ってないとはいえ、
うーん、この…。
Vocal Assistを使ってみる
それでは本番。
Nectar 3のAIシステム、
Vocal Assist機能を使ってエフェクトをかける。
「ご用件は?」だそうです。可愛い。
エフェクト付与のAssist機能とボーカルを
前面に出すUnmask機能があり、
両方いっぺんにかけられるけど
とりあえずはAssist機能のみチェック。
Modern=モダンに設定、感度は中ぐらい。
次へ進んでトラックを再生すると解析が自動で開始。
ここに表示している文章は実際のAIの処理を
順番に表示したもの。日本語訳はこちら。
ものの数10秒で様々な処理をやってくれるので
「おお、なんか色々進んでる!!」とかいう
非常に頭の悪い思考しか出てこない間に全て終了。
するとエフェクトがずらり。
色々エフェクトが並んでいますが
丸の中に棒線の入ったマークが
黄色くなっているものが、適用されている物。
この音源の場合、EQ1>EQ2>コンプ>リバーブが
順番にかかっていました。では再生。
音量の安定性と仄かなリバーブ!
Assist機能さん最高やな!?
特に凄いのはEQの2番目。
EQ1番目では音域の全体を整えてる役割でしたが、
2番目は追従型EQという機能により音域を
リアルタイムで処理しています。
この音の場合20~600HZまでの中低域が
ぐわんぐわん動いて処理しています。
Unmask機能を追加する
さて次にUnmask機能。
Nectar 3の紹介ビデオでは
ボーカルを前面に、オケを引っ込めるような
説明をしていましたが、果たして…
Unmaskは他のトラックとの連携でボーカルを
調整するため、オケ音源のトラックに
iZotope Relayというエフェクトを
インサートしてUnmaskのターゲットに指定。
音の再生をして、”Relay”がインサートされている
音を聴いて、Unmask処理をするという単純思考。
Unmask処理後の音源がこちら。
すっごく地味ですが、少しだけボーカルが
明瞭に聴こえている…ような気がする!!
別のiZotope製品で味付け
ここからはNectar 3以外での調整…
iZotope Vocal Synth2で元の声にコーラスをかけて、
iZotope Doublerを使って薄くサラウンド化…
Ozone 8 AdvancedのMaster Assistantで
自動マスタリング処理…(処理はCDレベル Low感度)
結果、このようになりました!!
歌のクオリティはともかく、随分と
音が纏まっているのがわかるだろう?
(馴れーション)
ボーカルだけの変化はこちら。
未編集↓
Nectar 3処理後↓
Nectar 3 + Vocal Synth 2処理後↓
最後に
この音源、音程に甘いところがアリアリです。
今回は試さずに終わりましたが、
Nectar 3にはMelodyne 4 Essentialという
音程矯正ソフトが同梱されていますし、
Nectar 3にも自動矯正機能がついているので
全体的なボーカル処理にかなり役立ちます。
ボーカルのみの調整ならNectar 3単体で賄えます。
そして追加、Vocal Synth 2と
ノイズ除去をセットにしたVocal Chain Bundle…
トラック処理やマスタリングソフトもついた
Music Production Suite 2もオススメ。
そしてこの記事を書いている
2018年11月23日現在、
ブラックフライデーセール(通称黒金)開催中!
iZotope公式日本語アカウントが
日本代理店のセール情報を呟いているので
フォローしましょう!
以上、iZotope製品の布教でした。