あのOzoneやNeutron、RX等話題の製品の魅力を一挙公開!ご予約制となっております。
【DiGifes2019】iZotopeセミナー開催! – 島村楽器 梅田ロフト店 シマブロ https://t.co/rClrDvJhvo— 島村楽器 梅田ロフト店 (@shima_umeda) May 18, 2019
こちらに参加してきたときの備忘録。
概要
iZotopeの日本代理店である
TAC SYSTEMの因さんを講師としてより
iZotope製品のセミナーを開催。
島村楽器梅田ロフト店で開催されました。
正直、先方は販促目的なんだろうなー…と
思いながらも私、iZotope製品ほぼ全部持ってるのですが
一応目的をもって参加。
①製品に関する知識の見逃しがないか
②Neutron 3の感想についての情報収集
③あわよくば梅田ロフト店でお買い物
という事で。
※このブログではセミナーで何をしたかの
中身に特化するため、各機能の具体的紹介は
ここでは省略します。悪しからず。
①Neutron 3
まずは直近で発売されたNeutron 3の機能。
Mix Assistantについての紹介。
参考音源として一切の未処理の
女性のボーカルポップを採用されました。
AIがまるまる1曲を聴くことで、各トラックの
音量バランスをプリセットを作るという優れもの。
時短効果が凄い、と好評でした。
※「EQ/CompかけてからMix Assistantした方が
良いのですか?」という質問あり。
これに対してはEQ/Compの自身の知識量による
とのこと。ちなみに個人的見解では音を整えた方が
精度が上がるような気がしました。
これについてはブログで上げたい。
音量調整はDAWのフェーダーではなく、
プラグインを経由して音量調整を行うのは注意点。
まあ、さすがに他社DAWには干渉できんよね…
というわけでiZotope、DAW作んないの?
そしてNeutron 2のプラグインモジュールも
さらっと解説しつつ、次は新規に追加された
Scluptor(スカルプター)の話へ。
「ダイナミックEQとダイナミクス」の
プラグインの融合、という表現をしていました。
ちょっと聞き逃したかも。
※ただしこちらは一定の議論があり
AIの推奨値をそのまま採用すると
Mid-Hiが上がりすぎでは?という意見も。
私もやや同意しており。
スカルプターを使うときは
エフェクトのかかり強さの初期数値である
50よりもわずかに下げてます…
②Nectar 3
Vocal特化プラグイン。
セミナー参加者9割がた、持ってましたw
明らかにトラックに埋もれていた
音量の小さなボーカルをAssistantと
Unmask機能で底上げするという事を
していました。
余談ですが、僭越ながら、過去にNectar 3の
実際の使用レポを書いたことがあるので
こちらをご紹介⇒過去記事へジャンプ
③Ozone 8
マスタリングプラグインです。
こちらも所持者はかなり多い。
実際にCD想定の設定で
Assistant機能のマスタリングを実践。
ちょっとノリ波形っぽいので、
別のリファレンスを一部取り込んで
それに沿ったマスタリング内容で
Assistant機能を使う事も可能、と紹介。
この曲のライブ版をリファレンスに採用。
Neutronにも言えますが、Alt/Optionキーを
押下しながらEQ画面を操作する事で
その周辺の帯域だけ再生する事が出来るとの事。
これがプロエンジニアの推し機能らしい。
あと、出力ビットレートを想定した状態で
音を鳴らす事も出来るというのが便利でした。
例えば192kHzと320kHzでどのぐらい違うか、
そして削れる音をソロで鳴らすというのも
非常に便利。ネット配信への配慮が出来る。
そしてTonal Balance Controlの説明も。
これはAdvanced版のみの機能なのか、
所有者は少なめでした。しかし私のイチオシです。
私の記事も見てみて。
④RX 7
ノイズ除去プラグイン。
一通り機能を上から順番に紹介。
様々なノイズ除去実践用サンプルがあったので
いくつかご紹介頂きました。
その中でも印象深かったのが
人が喋っているときに、イベント中に
かかってきた電話の音を消すという作業。
それからライブ音源で誰かが吹いた
口笛を消すという作業。
単一の信号とそれに付随する倍音であれば
楽々消せるという。便利ですね…!
Music Rebalanceを使っての
一部の要素の音量を減らす、という事も実演。
これによりボーカルを軽減(ほぼゼロ)にして
カラオケ音源を容易に作れる、との紹介も。
まとめ
①Elements / Standardユーザーが9割。
Advancedユーザーはほとんどおらず。
販促効果として薄そう…よくてアプグレぐらいか…。
島村楽器さん切ない。
②参加者がおとなしく、僕ともう1人の方が
バリバリ茶々(もとい意見出し)していた様子。
③講師の方、定期的に龍角散のど飴食べてた。
④iZotopeの採用している音楽のリファレンスが
USポップ寄りなため、それから外れる日本系や
ワールド系はAssistant機能が最良にならないかも。
そこはまだまだ手動での調整が必要か。
⑤最良の結果、としても大体80点ぐらいを出す程度の
目標。ミックスの『スタート地点』として、編集の余地を残す。
以上、情報収集の目的はたぶん5割方果たせたでしょうか。
引き続きプラグインを使っていきたい次第。