iZotope製品セミナー(Neutron 3/Nectar 3/Ozone 8/RX 7) 6月9日の参加簡易レポ。

iZotope製品セミナー(Neutron 3/Nectar 3/Ozone 8/RX 7) 6月9日の参加簡易レポ。
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こちらに参加してきたときの備忘録。

概要

iZotopeの日本代理店である

TAC SYSTEMの因さんを講師としてより

iZotope製品のセミナーを開催。

島村楽器梅田ロフト店で開催されました。

 

正直、先方は販促目的なんだろうなー…と

思いながらも私、iZotope製品ほぼ全部持ってるのですが

一応目的をもって参加。

 

①製品に関する知識の見逃しがないか

②Neutron 3の感想についての情報収集

③あわよくば梅田ロフト店でお買い物

 

という事で。

※このブログではセミナーで何をしたかの

中身に特化するため、各機能の具体的紹介は

ここでは省略します。悪しからず。

①Neutron 3

まずは直近で発売されたNeutron 3の機能。

Mix Assistantについての紹介。

参考音源として一切の未処理の

女性のボーカルポップを採用されました。

 

AIがまるまる1曲を聴くことで、各トラックの

音量バランスをプリセットを作るという優れもの。

時短効果が凄い、と好評でした。

 

※「EQ/CompかけてからMix Assistantした方が

良いのですか?」という質問あり。

これに対してはEQ/Compの自身の知識量による

とのこと。ちなみに個人的見解では音を整えた方が

精度が上がるような気がしました。

これについてはブログで上げたい。

 

音量調整はDAWのフェーダーではなく、

プラグインを経由して音量調整を行うのは注意点。

まあ、さすがに他社DAWには干渉できんよね…

というわけでiZotope、DAW作んないの?

 

そしてNeutron 2のプラグインモジュールも

さらっと解説しつつ、次は新規に追加された

Scluptor(スカルプター)の話へ。

 

「ダイナミックEQとダイナミクス」の

プラグインの融合、という表現をしていました。

ちょっと聞き逃したかも。

 

※ただしこちらは一定の議論があり

AIの推奨値をそのまま採用すると

Mid-Hiが上がりすぎでは?という意見も。

 

私もやや同意しており。

スカルプターを使うときは

エフェクトのかかり強さの初期数値である

50よりもわずかに下げてます…

 

②Nectar 3

Vocal特化プラグイン。

セミナー参加者9割がた、持ってましたw

明らかにトラックに埋もれていた

音量の小さなボーカルをAssistantと

Unmask機能で底上げするという事を

していました。

 

余談ですが、僭越ながら、過去にNectar 3の

実際の使用レポを書いたことがあるので

こちらをご紹介⇒過去記事へジャンプ

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③Ozone 8

マスタリングプラグインです。

こちらも所持者はかなり多い。

 

実際にCD想定の設定で

Assistant機能のマスタリングを実践。

ちょっとノリ波形っぽいので、

別のリファレンスを一部取り込んで

それに沿ったマスタリング内容で

Assistant機能を使う事も可能、と紹介。

この曲のライブ版をリファレンスに採用。

 

Neutronにも言えますが、Alt/Optionキーを

押下しながらEQ画面を操作する事で

その周辺の帯域だけ再生する事が出来るとの事。

これがプロエンジニアの推し機能らしい。

 

あと、出力ビットレートを想定した状態で

音を鳴らす事も出来るというのが便利でした。

例えば192kHzと320kHzでどのぐらい違うか、

そして削れる音をソロで鳴らすというのも

非常に便利。ネット配信への配慮が出来る。

 

そしてTonal Balance Controlの説明も。

これはAdvanced版のみの機能なのか、

所有者は少なめでした。しかし私のイチオシです。

私の記事も見てみて。

①過去記事その1(紹介編)

②過去記事その2(実践?編)

④RX 7

ノイズ除去プラグイン。

一通り機能を上から順番に紹介。

様々なノイズ除去実践用サンプルがあったので

いくつかご紹介頂きました。

 

その中でも印象深かったのが

人が喋っているときに、イベント中に

かかってきた電話の音を消すという作業。

それからライブ音源で誰かが吹いた

口笛を消すという作業。

単一の信号とそれに付随する倍音であれば

楽々消せるという。便利ですね…!

 

Music Rebalanceを使っての

一部の要素の音量を減らす、という事も実演。

これによりボーカルを軽減(ほぼゼロ)にして

カラオケ音源を容易に作れる、との紹介も。

まとめ

①Elements / Standardユーザーが9割。

Advancedユーザーはほとんどおらず。

販促効果として薄そう…よくてアプグレぐらいか…。

島村楽器さん切ない。

 

②参加者がおとなしく、僕ともう1人の方が

バリバリ茶々(もとい意見出し)していた様子。

 

③講師の方、定期的に龍角散のど飴食べてた。

 

④iZotopeの採用している音楽のリファレンスが

USポップ寄りなため、それから外れる日本系や

ワールド系はAssistant機能が最良にならないかも。

そこはまだまだ手動での調整が必要か。

 

⑤最良の結果、としても大体80点ぐらいを出す程度の

目標。ミックスの『スタート地点』として、編集の余地を残す。

 

 

以上、情報収集の目的はたぶん5割方果たせたでしょうか。

引き続きプラグインを使っていきたい次第。

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